2013年08月19日

シングルレタービーコン

50年も前から途切れることなくモールスで1日中一文字を送信している局がある。 SLB(Single Letter Beacons)と呼ばれるものでロシアの複数の場所から送信されているらしいのだが、ソ連時代から継続されており、軍事訓練用かレーダー実験用か、はたまた純粋に電波の伝播状態確認用なのかいまだにはっきりした目的などは明らかにされていない。 詳細はWIKIにまとめられているが、極東地方の電波は割合簡単に受信できる。時々暗合符が混じるという話もあるが、確認したことはない。

衛星通信が発達した現在では用済みとも思えるし、潜水艦に伝令するにはもっと確実な方法があるだろうし、なんじゃろか?

レターK(ペトロパブロフスク・カムチャツキーかららしい)−・− 13.5283MHz


レターM(マガダンかららしい)−− と
レターF(ウラジオストックかららしい)・・−・ の混信 8.4954MHz


スパイ大作戦かい?
そういえば米空軍も短波による一斉通信網(HFGCSW)を構築しているし、最後の手段なのかもしれない。 やだやだ。

あれ!「ニイタカヤマノボレ」もあちこちから一斉送信されたんだった。 使うなよこんなもん。
posted by ぐ at 21:24| Comment(0) | ディープやで

2013年08月06日

短波放送2

何10年か前は短波放送といえば多分に政治的なものであった。 中国や北朝鮮はもちろん、ベトナムもニャンザン(ベトナム共産党機関紙)の論調と米軍に対する戦果の報告ばかりで、西側もヨーロッパではいくつかの反共宣伝放送を一日中放送していた。モスクワ放送はそれほど政治的ではなかったが、ソビエトは別に「自由ラジオ」(Radio Liberty)という宣伝放送を西側ヨーロッパ向けに実施していた。R.Liberty1970[1].jpg現在と違って検閲できない電波の垂れ流しは東西とも無秩序で、出力も1000KWを超えるであろうもので音のつぶしあいの様相もあった。 ウスリー川で中国とソビエトが戦闘になった時も人民解放軍はソビエト部隊を殲滅したそうであるが…ソ連軍の10倍以上の死者が出たのだから殲滅とはウソだったろうな…とにかく短波放送はウソのつきあいであったともいえるだろう。

現在でも数少ないが政治宣伝放送が存在する。お隣では北のラジオはは全てが政治宣伝だが、韓国側も北に向けて専用局2局が電波を出している。下の録音は南から北に向けてのVoice of Peopleという工作放送局であるが、よくわからんが300kmミサイルとか50kmミサイルとかゆーとる。

放送局IDは開始10秒後の Yeogineun joseon nodongja chongdongmaeng-eseo bonaedeurineun inminui sori bangsong-imnida. であるが、何言ってるか????? まぁ韓国なので平壌を火の海にしてやるといった下品なことは言っていないと思うが。。。



”ぐぉー”というバックグラウンド音は北側の妨害電波。普段はもっと強烈で南の音はほとんどつぶされるがこの日は電力不足であったのかもしれない。

posted by ぐ at 16:32| Comment(0) | ふつーのラヂオ

2013年08月02日

短波放送

子供のころ自作のラジオで北京放送が「アメリカ帝国主義は張子の虎」だとか「ソビエト修正主義裏切り者集団」と喚き散らしているのを聞いて…不思議な世界があるものだと感心した。高校のころは当時としては立派なアンテナ(但し銅線は高いのでほとんど針金製)を指向性や波長別に張り巡らしてアフリカを狙ったり、ソビエトのチェコ侵攻を現実の出来事として聞いたりした。R.Prague1969[1].jpgR.free%20europe1970[1].jpgちなみにブラスチラバ(現スロバキア)が占領されて以後はラジオプラハはアメリカの音楽ばかり途切れもなしに放送していたが間もなくインターナショナルが流れるようになった。人の希望より戦車のほうが強かった時代の出来事である。(お隣は今でもそうらしいが) 当時はミュンヘンの英国公園のなかにラジオフリーヨーロッパの送信所があり、ひなが反共宣伝をやっていたが…BCLブーム(1975年ころ?)のずーっと前である。

2年前に受信機とアンテナをセットしたが…各国の海外向け短波放送の多くはすでに消滅していた。そりゃ国の宣伝をするにはインターネットのほうがいいわな。 BBCやVOA(ボイスオブアメリカ)は健在だが放送時間は以前の数分の一ではなかろうか。日本語放送は無くなっていた。 おかげで各バンド(周波数帯)はがらがらで中国語の天下となっている。 NHKも海外短波放送を実施しているが日本から送信する代わりにデータを送って海外の放送局から電波を出している番組が相当の率を占めるようになっている。 BBCやVOAなどはかつては中国やソビエトのジャミング(妨害電波)をよく受けていたが、今は北朝鮮からと思われるもの以外妨害は無くなっている。

BBCアジア向け放送(送信所=ナコンサワン-タイ)


VOAアフリカ向け放送(送信所=ピンヘイラ-ブラジル)
posted by ぐ at 21:17| Comment(0) | ふつーのラヂオ