2013年06月12日

スポラディックE(電離層)

短波放送は送信アンテナから出た電波が電離層(F層)と大地により反射されて地球の裏側まで到達する。 F反射と言っても昼は短波の中でも周波数の低い帯域は吸収され高い周波数帯域のみが遠方まで信号を運ぶので、一般論としては夜間のほうが遠方のラジオが聞こえやすいということになる。

VHF帯(FMやアナログテレビ)の電波は電離層を突き抜けて宇宙に飛んで行ってしまい(直進性が強い)、遠方に電波を伝搬させるには地上に数多くの中継器が必要になる。この特性を生かしてFM放送などは地域限定の弱い電波によるコミュニティ放送が成立し、大出力にしても遠くまで聞こえないので(丸い地球では受信機が送信機から見て地平線の下に隠れてしまう)同じ周波数を多くの地域の放送局に割り当てることができる。

夏になると(冬は頻度は少ない)電離層Eが突発的に発達してこのVHF電波を反射する現象が生じることがある。 日本語では一般にEスポ(トースポではない)と呼称されるが、Eスポが生じると予想外の電波伝搬が起こりさまざまな障害が起こるらしい。 らしいというのはそういう経験がないからであるが…レーダーなども影響を受けるらしいので戦はEスポの発生を期して開始されるかもしれない。 うそやで。

逆にEスポの発生した時間帯(昼間のほうが多い)FM電波がE層反射であり得ない遠方まで伝播されることがある。 東京でも普段聞こえないFM富士が地元局のように聞こえたり、ウソだろうと思う中国のFM放送が聞こえたりもする…聞きたくはないのだが聞こえるものはしょうがない。

江蘇省、連雲港経済広播90.2MHzFMラジオの英語教室 90”
(ステーションIDではなく状況から想定した局につき放送局については間違ってるかも)


山東省濰坊市、FM90.8寒亭人民広播電台 120”
posted by ぐ at 18:05| Comment(0) | ディープやで
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