2013年08月19日

シングルレタービーコン

50年も前から途切れることなくモールスで1日中一文字を送信している局がある。 SLB(Single Letter Beacons)と呼ばれるものでロシアの複数の場所から送信されているらしいのだが、ソ連時代から継続されており、軍事訓練用かレーダー実験用か、はたまた純粋に電波の伝播状態確認用なのかいまだにはっきりした目的などは明らかにされていない。 詳細はWIKIにまとめられているが、極東地方の電波は割合簡単に受信できる。時々暗合符が混じるという話もあるが、確認したことはない。

衛星通信が発達した現在では用済みとも思えるし、潜水艦に伝令するにはもっと確実な方法があるだろうし、なんじゃろか?

レターK(ペトロパブロフスク・カムチャツキーかららしい)−・− 13.5283MHz


レターM(マガダンかららしい)−− と
レターF(ウラジオストックかららしい)・・−・ の混信 8.4954MHz


スパイ大作戦かい?
そういえば米空軍も短波による一斉通信網(HFGCSW)を構築しているし、最後の手段なのかもしれない。 やだやだ。

あれ!「ニイタカヤマノボレ」もあちこちから一斉送信されたんだった。 使うなよこんなもん。
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2013年06月16日

NOAA

National Oceanic and Atmospheric Administration, United States Department of Commerce が運用する気象衛星からは気象当局用の詳細データとともに船舶や離島など向けに衛星画像をFAX音で送信するATP信号(Automatic Picture Transmission)を発しながら地球をグルグルしている。 ATPを送信しているNOAA衛星は現在4機(15,17,18,19号)で我が家でも1日10回以上の画像受信のチャンスがある。雨が上がったので日本上空の雲の様子を受信してみた。(6/16午後2時過ぎ) 大阪は晴れではないか…なんとなく梅雨明けも早そうだし。 カメラ画像をそのまま音にしているのでリアルタイムの映像である。

NOAA18号、137.9125MHz-FM、南東方より日本上空侵入
20130616_noaa18_137.9125FM_1420h.jpg



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2013年06月12日

スポラディックE(電離層)

短波放送は送信アンテナから出た電波が電離層(F層)と大地により反射されて地球の裏側まで到達する。 F反射と言っても昼は短波の中でも周波数の低い帯域は吸収され高い周波数帯域のみが遠方まで信号を運ぶので、一般論としては夜間のほうが遠方のラジオが聞こえやすいということになる。

VHF帯(FMやアナログテレビ)の電波は電離層を突き抜けて宇宙に飛んで行ってしまい(直進性が強い)、遠方に電波を伝搬させるには地上に数多くの中継器が必要になる。この特性を生かしてFM放送などは地域限定の弱い電波によるコミュニティ放送が成立し、大出力にしても遠くまで聞こえないので(丸い地球では受信機が送信機から見て地平線の下に隠れてしまう)同じ周波数を多くの地域の放送局に割り当てることができる。

夏になると(冬は頻度は少ない)電離層Eが突発的に発達してこのVHF電波を反射する現象が生じることがある。 日本語では一般にEスポ(トースポではない)と呼称されるが、Eスポが生じると予想外の電波伝搬が起こりさまざまな障害が起こるらしい。 らしいというのはそういう経験がないからであるが…レーダーなども影響を受けるらしいので戦はEスポの発生を期して開始されるかもしれない。 うそやで。

逆にEスポの発生した時間帯(昼間のほうが多い)FM電波がE層反射であり得ない遠方まで伝播されることがある。 東京でも普段聞こえないFM富士が地元局のように聞こえたり、ウソだろうと思う中国のFM放送が聞こえたりもする…聞きたくはないのだが聞こえるものはしょうがない。

江蘇省、連雲港経済広播90.2MHzFMラジオの英語教室 90”
(ステーションIDではなく状況から想定した局につき放送局については間違ってるかも)


山東省濰坊市、FM90.8寒亭人民広播電台 120”
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2013年06月02日

HFGCS

アメリカ空軍のHigh Frequency (HF) Global Communications Systemは短波を使用して地球上のすべての場所に戦略と戦術を伝達する最終的な命令伝達手段として運用され、テスト放送はしょっちゅう送信されている。(すべて単語の羅列…本気になったらは暗号文になるのだろうが…) またSCOPEシステムとかいう送信機-受信機からなる索敵(飛行機)システムとしても運用されるらしいが、詳しいことは軍事オタクに聞いとくれ…。

HFGCSのステーションは以下のとおりである。
Andersen Air Base Guam
Andrews Air Force Base MD
Ascension Island AF S Atlantic
Croughton AB UK
Diego Garcia NS Indian Ocean
Elmendorf AFB AK
Hickam AFB HI
Keflavik NAS Iceland
Lajes AB Azores
McClellan AB CA
Offutt AFB NE
Sigonella NAS Sicily
Salinas PR
Yokota AB Japan

もはやもはや軍の機密ではないらしいが、いろんな手段を用意しとるぞと冷戦時代に東側にかけたプレッシャーの名残かもしれない。

各基地で試験電波を出すが、複数が重なると録音のようにエコーがかかる。


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日本共産党新座市委員会のありがたいお知らせを読むと軍事オタクに聞くよりよくわかる…
(以下は日本共産党新座市委員会”にいざ民報”No1137、2005/10/30版よりお借りしました)

米軍大和田通信基地の機能が強化
核部隊への「緊急行動メッセージ」を伝える

 西堀3丁目にある大和田通信基地は一見平穏な米軍基地です。しかし最近日本平和委員会の平山武久理事が米国防省等から入手した文書によると、核戦略システム近代化計画「スコープ・コマンド」の対象になっていることが分かりました。

 この計画とは、所沢など世界に配置された14の短波世界通信システム(HFGCS)網を「最高技術と最新式のコンピューター化制御技術」で近代化するもの。(『米国防総省の統合相互運用試験隊報告書』2004年2月発行による)

 近代化工事が行われると、米大統領や国防長官などから核部隊への緊急行動メッセージ(EAM)「高度に組織化され認証され核戦力の指揮・管制で第一に使用されるメッセージ」が、地上局員の手を使わずに米本国からの遠隔操作が可能になる模様です。

 短波通信装置は、高価で復旧に時間のかかる衛星通信に比ぺ、「テロ攻撃」などで破壊されても比較的単純で安価、短時間の復旧が可能です。現に所沢基地ではこの間、老朽化した送信用アンテナが最新のものに取り替えられました。(横田基地広報部の所沢市への回答)

 平山氏は「横田・所沢・大和田通信基地が依然として核戦争指令機能を担っていることが明らかになった。核兵器の先制使用、小型開発など危険な動きがある。米軍通信基地の危険性を広く伝え基地撤去の世諭を」と訴えています。
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2013年01月09日

チャンネルマーカー

は沿岸警備系の海岸局が、”ここで電波出してますよ”と日柄言い続けているような送信だが、自局のコールサインを延々と送信し続けているだけのもの。 本来は海難通信用に通信周波数を確保し続けるためのものだそうだが…軍用やろほんとは。 送信し続けてるけど返信したら自動的に交信が始まるのかしら? 中国海監船用じゃないかい?

チャンネルマーカー受信音
posted by ぐ at 17:18| Comment(0) | ディープやで

2012年12月27日

乱数放送2

実体が把握されてないスパイ放送とされる乱数放送であるが、国家権力機関の送信かどうかもわかっていない場合が多い。 とにかく裏の通信らしいということしか想像できないが、変わり種として世界中のアマチュアが追いかけている送信にチャイニーズロボットと呼ばれるものがある。DSPを使用して変調されたものを受信側で再びDSPにかけて音声にするらしいが…100種類程度の周波数が確認されているがその時々で2-3のチャンネルを使用するので根気よく探さないと受信はできない。しかし電波そのものは強力で、名前の通りに中国からのものかどうかは判らないが、アジア地域のものには違いない。

VC01(エニグマナンバー)
Chinese Robot とにかく底抜けに不気味である
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2012年12月25日

乱数放送

昔は中波の600-700KHzあたりは夜になると北朝鮮の乱数放送が日本のラジオ放送の妨害となっていたが最近は聞かなくなった。 スパイや工作員向けの指令や拉致の命令も含まれていたことを想像すると胸糞悪くなるが、今でも乱数放送は世界中で利用されており多くは短波帯を使用している。警察庁も八王子で懸命に聞いているはずであるが、何分すべて秘密であるので実態はわからない。

ENIGUMA(エニグマ)2000というイギリスの乱数放送マニアのグループが世界の乱数放送を整理して番号(乱数放送の固有名詞に相当する)を付けたり、周波数情報を交換しているが、アジアでは韓国、北朝鮮、中国、台湾、ベトナムなどの放送が確認されており、イスラエルのモサドやCIAの電波も確認されている。(実体が把握できないのですべて想定ということらしい)

台湾から出されている乱数放送は、星星広播電台と堂々と局名をアナウンスして**充て指令などとアナウンスの上暗号数字が読み上げられる…あまりに堂々としているので単なる攪乱放送のような気もするのだが…

 V13(エニグマナンバー)星星台オープニングの後に開始のアナウンス、続いて乱数130秒

 V16(エニグマナンバー) 大陸のものと思われる乱数放送(最後に再見と言っている75秒)
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2012年11月29日

HF-ACARS

ACARS(Aircraft Communications Addressing and Reporting System) っちゃ航空機から管制塔に位置情報をFAX信号で送るシステムで、近距離では131MHZ、長距離用は短波帯(HF)の多くの周波数を利用して運用されている。

HF帯での運用拠点(受信管制)は世界中にあるが比較的近いところのグアム、ハワイ、タイ、サンフランシスコ、クラスノヤルスクなどは夜間ならいつでも航空機からの位置情報送信が受信できる。受信音はピーガァーーーというだけだがこの音をデコードすると飛行機の位置や便名、進行角度などの情報が現れる。 条件が良ければ南米の信号なども受信できたりもするが、安定度がないので飛行機の航跡(複数の位置情報を線で結ぶ)までは難しい。

hdfl001.jpg画像は上海発関空行、中国東方航空729便、エアバスA321、機体番号B-2289、上空とグアムとの2時間弱通信を抜き出したもの。(丸が位置情報通信を実施した地点で、一般表示は飛行機だらけになって何が何だかわからなくなるので1機だけ抽出)

注; 8.927MHz-USB デコードソフトKG-HFDL(フリーソフト優れもの)

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韓国と比較してみれば容易に理解できるが日本は飛行場がやたらと多い…飛行機はいくらでも配備できる下地は出来とるということじゃな…来るなら来てみろアカトンボ!  などと思うのは偏向かいな
posted by ぐ at 21:41| Comment(0) | ディープやで