2013年10月03日

TBSのお化け

TBS.jpg荒川土手を自転車で走っていると笹目橋付近に戸田競艇に並んでTBSの送信アンテナが建っている。 その付近ではラジオを聴いているとどこを回してもTBSが混信する。 これは強電界によりラジオの回路が同調外で共振しているようなものだが、ひょっとしてそこではコイルとスピーカーだけで音が鳴るかもしれない。アンテナ直下の家庭ではいろんな現象が起こっているのではないだろうか、と想像したりもする。

我が家はこのアンテナから5kmの位置にありTBSの954KHzの倍数に相当する周波数ではしょっちゅうTBSが混信している。長波帯の119KHzなんかでもちゃんと?TBSが鳴っている。 近似の方向に米軍のAFN(810KHz)距離3km、NHK第1(594KHz)距離35km、があるので受信機回路内でのお化け(と称する)混信は短波の低い周波数帯では結構厄介なものである。

ant-recv_basic_diagram.jpg左は我が家のラジオセットの構成であるが、中波帯も受信域に含んだアンテナと受信機の中間にはハイパスフィルター(磁石に電線をまいた回路=理屈はよくわからん)という中波帯より周波数の大きい電波を通す器具が入っている。つまり中波帯の周波数の電流を弱めてしまう回路である。 こいつが結構優れもので、カタログ値とは相違があるが1500KHzより周波数の大きい帯域ではほぼ完ぺきに中波局混信を除去してくれる。

無線をやる人にとっては当たり前のことではあろうが・・・無駄話として。
posted by ぐ at 20:36| Comment(0) | ふつーのラヂオ

2013年08月06日

短波放送2

何10年か前は短波放送といえば多分に政治的なものであった。 中国や北朝鮮はもちろん、ベトナムもニャンザン(ベトナム共産党機関紙)の論調と米軍に対する戦果の報告ばかりで、西側もヨーロッパではいくつかの反共宣伝放送を一日中放送していた。モスクワ放送はそれほど政治的ではなかったが、ソビエトは別に「自由ラジオ」(Radio Liberty)という宣伝放送を西側ヨーロッパ向けに実施していた。R.Liberty1970[1].jpg現在と違って検閲できない電波の垂れ流しは東西とも無秩序で、出力も1000KWを超えるであろうもので音のつぶしあいの様相もあった。 ウスリー川で中国とソビエトが戦闘になった時も人民解放軍はソビエト部隊を殲滅したそうであるが…ソ連軍の10倍以上の死者が出たのだから殲滅とはウソだったろうな…とにかく短波放送はウソのつきあいであったともいえるだろう。

現在でも数少ないが政治宣伝放送が存在する。お隣では北のラジオはは全てが政治宣伝だが、韓国側も北に向けて専用局2局が電波を出している。下の録音は南から北に向けてのVoice of Peopleという工作放送局であるが、よくわからんが300kmミサイルとか50kmミサイルとかゆーとる。

放送局IDは開始10秒後の Yeogineun joseon nodongja chongdongmaeng-eseo bonaedeurineun inminui sori bangsong-imnida. であるが、何言ってるか????? まぁ韓国なので平壌を火の海にしてやるといった下品なことは言っていないと思うが。。。



”ぐぉー”というバックグラウンド音は北側の妨害電波。普段はもっと強烈で南の音はほとんどつぶされるがこの日は電力不足であったのかもしれない。

posted by ぐ at 16:32| Comment(0) | ふつーのラヂオ

2013年08月02日

短波放送

子供のころ自作のラジオで北京放送が「アメリカ帝国主義は張子の虎」だとか「ソビエト修正主義裏切り者集団」と喚き散らしているのを聞いて…不思議な世界があるものだと感心した。高校のころは当時としては立派なアンテナ(但し銅線は高いのでほとんど針金製)を指向性や波長別に張り巡らしてアフリカを狙ったり、ソビエトのチェコ侵攻を現実の出来事として聞いたりした。R.Prague1969[1].jpgR.free%20europe1970[1].jpgちなみにブラスチラバ(現スロバキア)が占領されて以後はラジオプラハはアメリカの音楽ばかり途切れもなしに放送していたが間もなくインターナショナルが流れるようになった。人の希望より戦車のほうが強かった時代の出来事である。(お隣は今でもそうらしいが) 当時はミュンヘンの英国公園のなかにラジオフリーヨーロッパの送信所があり、ひなが反共宣伝をやっていたが…BCLブーム(1975年ころ?)のずーっと前である。

2年前に受信機とアンテナをセットしたが…各国の海外向け短波放送の多くはすでに消滅していた。そりゃ国の宣伝をするにはインターネットのほうがいいわな。 BBCやVOA(ボイスオブアメリカ)は健在だが放送時間は以前の数分の一ではなかろうか。日本語放送は無くなっていた。 おかげで各バンド(周波数帯)はがらがらで中国語の天下となっている。 NHKも海外短波放送を実施しているが日本から送信する代わりにデータを送って海外の放送局から電波を出している番組が相当の率を占めるようになっている。 BBCやVOAなどはかつては中国やソビエトのジャミング(妨害電波)をよく受けていたが、今は北朝鮮からと思われるもの以外妨害は無くなっている。

BBCアジア向け放送(送信所=ナコンサワン-タイ)


VOAアフリカ向け放送(送信所=ピンヘイラ-ブラジル)
posted by ぐ at 21:17| Comment(0) | ふつーのラヂオ

2013年06月24日

スポラディックE - 2

Esupo.jpg

宇宙天気情報センターのWEBを見たら尋常ではないスポラディックEが発生していたので、もしやと思いFM沖縄の周波数87.3MHzにチューニングしてみた。 しばらく雑音ばかりであったが、中国局が入感し「あー、尖閣に先立って那覇が占領されてしまったか」と思ったのだが…突然中国語が消え訛りのある日本語が鳴りだした。「あー、やっぱし中国人の沖縄ローズができたんだ」と思ったけど「ハイサーイ」なんて明るく叫び始めた…おー、いちゃてーゆたさん。

FM沖縄の出力は1KWであり出力的に見ても、また地球の丸さを考えてもスポラディックE層の反射以外に電波が東京に届くことはない。 ちなみにアンテナを受信機ではなく普通のトランジスタラジオにつなぎかえてもちゃんと聞こえたので、受信機材の中でアンテナの性能に依存する結果であった。(トランジスタラジオのロッドアンテナでは高いところに上がっても何も聞こえなかった) アンテナは地上高9mの小型ディスコーンアンテナである。

FM沖縄87.3MHz 午前10:30頃
posted by ぐ at 15:35| Comment(0) | ふつーのラヂオ

2013年06月21日

モールス信号解読ソフト

馬鹿馬鹿しいと言えばそれまでだが、PCの普及によるものか電信を平文にするソフトが相当前からある。 音をデジタル処理するので信号がある程度強力でないと正しく動作しないがどう考えてもモールスを覚えた方が実用的な気がする…通常通信ではモールス信号はもはや使われないそうで、アマチュア無線の試験科目からもなくなったそうであるが…しらんかった。 ちなみにこいつ、右側に英文字をタイプしてスイッチを押すとトンツーツートトなんて音を発信して送信機からCW信号を発するようになっている。 やめた方がいいな。

CW解読ソフト(受信局は韓国テレコムのチャンネルマーカー)
posted by ぐ at 11:10| Comment(1) | ふつーのラヂオ

2013年04月10日

朝鮮民主主義人民共和国のラジオ

1950年代から粛清によって政権を維持してきた体制のその変態ぶりは今に始まったことではないが、ミサイルは安全な方向に撃てちょうだいよ…

短波帯の低い帯域は北朝鮮の電波の寡占状態だが、ほとんどは金正恩同士の偉業をたたえ、教えを伝達する内容しかない。 この録音↓、金正恩同士に感謝をささげる内容らしいが(あくまでも想像だが)人工音で大歓声と拍手が挿入されている。 その技術レベルの低さというか、はたまた本当はやる気がないのかあきれてしまう。 
posted by ぐ at 20:14| Comment(0) | ふつーのラヂオ

2013年02月09日

北海道と沖縄

北海道や沖縄のラジオが都内でも聞こえるのか! という疑いの眼での問い合わせメールがあったので録音してみた。前半がSTVラジオ(札幌、1440Khz,50kw)後半がラジオ沖縄(那覇、864Khz、10kw)であるがSTVは昼間でも聞こえる。 一方沖縄はNHK第2熊本および福井放送との混信がひどく受信に際してはナローフィルターで混信を除去する努力が必要。 それでも録音の島唄=三線民謡程度の入感が普通でアナウンスが聞き取れるの日は少数である。

札幌はトランジスタラジオの方向を変化させて内臓アンテナの指向性を合わせれば一般に入感するであろうが、沖縄は外部アンテナ(ちゃんとしたやつ)は必須であろうと思われる。

posted by ぐ at 12:55| Comment(3) | ふつーのラヂオ

2013年01月31日

長波放送

日本では送信されていないが長波(300KHz以下、定義いろいろあり)を使用した一般ラジオ放送は国土の広い国を中心に活用されている。 同じ空中線電力でより遠くまで届きやすい特性のためであろう。 日本では長波の放送免許が認められていないので長波ラジオは手に入りにくいが、ロシアなどは長波放送が盛んである。 といっても軍用・業務用周波数帯が多いので放送局そのものの数は少ないが…。

録音はRadio Rossi (ロシア)279KHz,
電波の強さからユジノサハリンスクからの電波だと思われる。
posted by ぐ at 21:37| Comment(0) | ふつーのラヂオ

2012年11月26日

短波

カーラジオのAM放送が発射されている周波数帯の電波は中波と呼ばれるが、2MHzあたりから30MHZあたりまでの周波数帯はHF=短波帯などと呼ばれる。 帯域が広いので周波数によってさまざまな特性を表すが、短波は電離層(F層)で反射され地球表面を伝播されていき、一般に夜になると電離層が強くなりよく電波を反射する。結果、電波の到達距離は夜のほうが良好になるのが一般的である。

イギリスのノースウッドにGYAという気象FAX局があり、このラジオはNATOの船を対象に気象FAXを送信することが主たる任務とされている。出力は10KWで地方ラジオ並であり、日本ではなかなか受信が困難である。不思議なことに夜中の入感はほとんどなく(機材によるのであくまでうちでの話)、夜明け日没の短い間だけFAX音が入感する。信号はごく弱く、音声だと了解可能なのかもしれないが、FAX信号はなななかデコードできない。時差が9時間あるので日本の日没時はイギリスの夜明けに相当する。これも冬季の場合で夏季では両方とも夜という条件にはならない。

GYA1640h.jpg日本も夜が長くなり数週間前からGYAの入感が始まったが30分の時間差で入感状況が一変してしまう。17:00前後は何とか絵が出る程度の受信である。(12月になるともっと良好になると想定できるが)

GYA1720h.jpg30分ほどたつとあっという間に信号音が弱くなり、デコードしても絵が出てこなくなる。(同期信号の黒いマーカー=縞模様、だけ写っている) ちなみに同時刻の地球上の昼夜図を合わせると、イギリス側の夜明けに従って電波の到達状況が悪化したことが理解できる。発射側の電離層が日の出とともにどんどん弱くなっていくのかもしれない。


注:昼夜の地図は独立行政法人情報通信研究機構の宇宙天気情報センターでリアルタイムで配信されている。   http://swc.nict.go.jp/radio/
posted by ぐ at 11:11| Comment(0) | ふつーのラヂオ

2012年11月12日

ラヂオ

中学から高校にかけてラヂオを聞くことが趣味であったのだが、初めて聞いたのが北京放送であった。 最初のころは毛主席、林彪副主席がなかよく独裁し、自力更生などといってソビエトを追い出したりしていたが、そのうち林彪一味が修正主義裏切り者集団となって毛沢東暗殺に失敗して蒙古で撃墜され、4人組がプロレタリア文化大革命の総仕上げとしてインテリ皆殺しを実況中継していた。ラヂオが政治力を持っていた時代である。さすがに日本人には嘘っぱちは通用しなかったが、北京放送から送られてきた毛沢東語録は実家のどこかに転がっているはずだ・・・

学生になってしばらくするとBCLラジオが大量に発売され一大ブームとなったが、現在は海外放送が聞ける日本製ラジオはSONYから販売されているだけ、しかも東北の子会社が制作したメイドインジャパンで同じ性能の中華ラジオの数倍の値段がする。 情報を得たり楽しむためにはインターネットが100倍有益であるので当然の帰結であろう。

ala.jpgさて、ラヂオだが…100%懐古趣味じゃな。 ブリキのおもちゃのコレクションと同系列のもので、通信機さえあれば電気代しかかからないのが優れもの。 
アンテナがぱんぴーには奇抜であるので、怪しげに思われるのがたまにぎずじゃな。

てなわけで、ラジオのシリーズに化してしまった、このWEBLOGは。
posted by ぐ at 20:16| Comment(2) | ふつーのラヂオ