2013年07月23日

ATIS

発着量の多い飛行場では上空に向かって天候や滑走路情報を送信するATIS(Automatic Terminal Information Service)放送を実施している。ほとんどは機械音声の情報の繰り返し放送であるが、送信出力が弱いので近在の羽田空港のATISでさえ蚊の鳴くような音でしか入感しない。地上ではともかく上空でははっきりと受信できるのだろう・・・。 周波数は128MHz近辺の超短波帯でAMで送信されている。

羽田空港のATIS放送(機械音声-微弱)


米軍横田基地のATIS放送(兵隊さんの肉声録音-強力)
posted by ぐ at 19:52| Comment(1) | 業務放送局

2013年07月06日

GOES

チャリンコを漕ぎに行ったが余りに暑かったので途中で引き返し(本日梅雨明けだったそうだ)、帰宅して受信機に灯を入れるた。 アンテナはヨーロッパを指向していたのだが、ほぼ90度方向違い(アンテナの特性上ゲインがヌルに近い)のカリフォルニアの沿岸警備隊のFAX放送が昼間にも、そして磁気嵐”やや活発=G3”にもかかわらず比較的強力に入感していた。

GOES_NMC_fax.jpg受信した静止衛星GOESの画像であるが、上が本日の画像で磁気嵐の雑音が入っているがメキシコは低気圧の雲に覆われていることがわかる。(画像の下半分は地理が判るように古い晴天時の受信画像を張り付けてある。 GOES(Geostationary Operational Environmental Satellite)はアメリカの静止衛星で天候を中心とした地球観測を目的として打ち上げられ、現在は4機が運用中で南極観測専門のものもある。 日本のひまわりもGOESの子分のようなものであるが、1号機はケープカナベラルで打ち上げられている。2号機以降は種子島から三菱のロケットで打ち上げられ、現在は6号と7号が運用中とのことである。 ひまわりの情報は太平洋地域の各国に提供されている。

NOAAの衛星は画像FAX信号を発しながら地球を周回していてその画像の受信は容易であるが、これらの静止衛星の信号受信は一般には困難であるらしい。(機材に金がかかりすぎる) そのうち中華鍋を使って実験してみるか…。

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2013年06月28日

ラジオファックス 南アフリカ

ZSJという南アフリカ(south africa weather service)の海洋気象FAXの受信を昨年から試みているが、まったく入感がなかった昨年に比較し、春が終わったころから蚊の泣くような音で入る日が出てきた。ほとんど絵にならないのであるが不思議なことに磁気嵐が静穏の日より”やや活発”の日のほうが信号は強い。送信は喜望峰のあるケープタウンから出力10KWで行われている…極東で受信しようとする方が非常識なのだが。

ZSJ20130625_13.5361.jpg昼間の受信画像(13.5361MHz)



ZSJ20130628_0030h_13.5361.jpg(深夜の画像=現在のベスト画像)



ちなみに日本も含め気象庁に類する政府機関は世界気象機構(world meteorological organization = 国連の下部機関、本部はスイス)に加盟しておりWMOのWEBから世界中のFAXや音声の海洋気象通報が調べられる。 送信出力もわかるのだが…多くは日本では受信できないと思われる局ばかりである。

役に立たん趣味である。
posted by ぐ at 17:13| Comment(2) | 業務放送局

2013年06月24日

スポラディックE - 2

Esupo.jpg

宇宙天気情報センターのWEBを見たら尋常ではないスポラディックEが発生していたので、もしやと思いFM沖縄の周波数87.3MHzにチューニングしてみた。 しばらく雑音ばかりであったが、中国局が入感し「あー、尖閣に先立って那覇が占領されてしまったか」と思ったのだが…突然中国語が消え訛りのある日本語が鳴りだした。「あー、やっぱし中国人の沖縄ローズができたんだ」と思ったけど「ハイサーイ」なんて明るく叫び始めた…おー、いちゃてーゆたさん。

FM沖縄の出力は1KWであり出力的に見ても、また地球の丸さを考えてもスポラディックE層の反射以外に電波が東京に届くことはない。 ちなみにアンテナを受信機ではなく普通のトランジスタラジオにつなぎかえてもちゃんと聞こえたので、受信機材の中でアンテナの性能に依存する結果であった。(トランジスタラジオのロッドアンテナでは高いところに上がっても何も聞こえなかった) アンテナは地上高9mの小型ディスコーンアンテナである。

FM沖縄87.3MHz 午前10:30頃
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2013年06月21日

モールス信号解読ソフト

馬鹿馬鹿しいと言えばそれまでだが、PCの普及によるものか電信を平文にするソフトが相当前からある。 音をデジタル処理するので信号がある程度強力でないと正しく動作しないがどう考えてもモールスを覚えた方が実用的な気がする…通常通信ではモールス信号はもはや使われないそうで、アマチュア無線の試験科目からもなくなったそうであるが…しらんかった。 ちなみにこいつ、右側に英文字をタイプしてスイッチを押すとトンツーツートトなんて音を発信して送信機からCW信号を発するようになっている。 やめた方がいいな。

CW解読ソフト(受信局は韓国テレコムのチャンネルマーカー)
posted by ぐ at 11:10| Comment(1) | ふつーのラヂオ

2013年06月16日

NOAA

National Oceanic and Atmospheric Administration, United States Department of Commerce が運用する気象衛星からは気象当局用の詳細データとともに船舶や離島など向けに衛星画像をFAX音で送信するATP信号(Automatic Picture Transmission)を発しながら地球をグルグルしている。 ATPを送信しているNOAA衛星は現在4機(15,17,18,19号)で我が家でも1日10回以上の画像受信のチャンスがある。雨が上がったので日本上空の雲の様子を受信してみた。(6/16午後2時過ぎ) 大阪は晴れではないか…なんとなく梅雨明けも早そうだし。 カメラ画像をそのまま音にしているのでリアルタイムの映像である。

NOAA18号、137.9125MHz-FM、南東方より日本上空侵入
20130616_noaa18_137.9125FM_1420h.jpg



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2013年06月12日

スポラディックE(電離層)

短波放送は送信アンテナから出た電波が電離層(F層)と大地により反射されて地球の裏側まで到達する。 F反射と言っても昼は短波の中でも周波数の低い帯域は吸収され高い周波数帯域のみが遠方まで信号を運ぶので、一般論としては夜間のほうが遠方のラジオが聞こえやすいということになる。

VHF帯(FMやアナログテレビ)の電波は電離層を突き抜けて宇宙に飛んで行ってしまい(直進性が強い)、遠方に電波を伝搬させるには地上に数多くの中継器が必要になる。この特性を生かしてFM放送などは地域限定の弱い電波によるコミュニティ放送が成立し、大出力にしても遠くまで聞こえないので(丸い地球では受信機が送信機から見て地平線の下に隠れてしまう)同じ周波数を多くの地域の放送局に割り当てることができる。

夏になると(冬は頻度は少ない)電離層Eが突発的に発達してこのVHF電波を反射する現象が生じることがある。 日本語では一般にEスポ(トースポではない)と呼称されるが、Eスポが生じると予想外の電波伝搬が起こりさまざまな障害が起こるらしい。 らしいというのはそういう経験がないからであるが…レーダーなども影響を受けるらしいので戦はEスポの発生を期して開始されるかもしれない。 うそやで。

逆にEスポの発生した時間帯(昼間のほうが多い)FM電波がE層反射であり得ない遠方まで伝播されることがある。 東京でも普段聞こえないFM富士が地元局のように聞こえたり、ウソだろうと思う中国のFM放送が聞こえたりもする…聞きたくはないのだが聞こえるものはしょうがない。

江蘇省、連雲港経済広播90.2MHzFMラジオの英語教室 90”
(ステーションIDではなく状況から想定した局につき放送局については間違ってるかも)


山東省濰坊市、FM90.8寒亭人民広播電台 120”
posted by ぐ at 18:05| Comment(0) | ディープやで

2013年06月02日

HFGCS

アメリカ空軍のHigh Frequency (HF) Global Communications Systemは短波を使用して地球上のすべての場所に戦略と戦術を伝達する最終的な命令伝達手段として運用され、テスト放送はしょっちゅう送信されている。(すべて単語の羅列…本気になったらは暗号文になるのだろうが…) またSCOPEシステムとかいう送信機-受信機からなる索敵(飛行機)システムとしても運用されるらしいが、詳しいことは軍事オタクに聞いとくれ…。

HFGCSのステーションは以下のとおりである。
Andersen Air Base Guam
Andrews Air Force Base MD
Ascension Island AF S Atlantic
Croughton AB UK
Diego Garcia NS Indian Ocean
Elmendorf AFB AK
Hickam AFB HI
Keflavik NAS Iceland
Lajes AB Azores
McClellan AB CA
Offutt AFB NE
Sigonella NAS Sicily
Salinas PR
Yokota AB Japan

もはやもはや軍の機密ではないらしいが、いろんな手段を用意しとるぞと冷戦時代に東側にかけたプレッシャーの名残かもしれない。

各基地で試験電波を出すが、複数が重なると録音のようにエコーがかかる。


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日本共産党新座市委員会のありがたいお知らせを読むと軍事オタクに聞くよりよくわかる…
(以下は日本共産党新座市委員会”にいざ民報”No1137、2005/10/30版よりお借りしました)

米軍大和田通信基地の機能が強化
核部隊への「緊急行動メッセージ」を伝える

 西堀3丁目にある大和田通信基地は一見平穏な米軍基地です。しかし最近日本平和委員会の平山武久理事が米国防省等から入手した文書によると、核戦略システム近代化計画「スコープ・コマンド」の対象になっていることが分かりました。

 この計画とは、所沢など世界に配置された14の短波世界通信システム(HFGCS)網を「最高技術と最新式のコンピューター化制御技術」で近代化するもの。(『米国防総省の統合相互運用試験隊報告書』2004年2月発行による)

 近代化工事が行われると、米大統領や国防長官などから核部隊への緊急行動メッセージ(EAM)「高度に組織化され認証され核戦力の指揮・管制で第一に使用されるメッセージ」が、地上局員の手を使わずに米本国からの遠隔操作が可能になる模様です。

 短波通信装置は、高価で復旧に時間のかかる衛星通信に比ぺ、「テロ攻撃」などで破壊されても比較的単純で安価、短時間の復旧が可能です。現に所沢基地ではこの間、老朽化した送信用アンテナが最新のものに取り替えられました。(横田基地広報部の所沢市への回答)

 平山氏は「横田・所沢・大和田通信基地が依然として核戦争指令機能を担っていることが明らかになった。核兵器の先制使用、小型開発など危険な動きがある。米軍通信基地の危険性を広く伝え基地撤去の世諭を」と訴えています。
posted by ぐ at 23:31| Comment(0) | ディープやで

2013年05月11日

海上交通センター

海上保安庁交通部は全国の船の往来繁多な海域に海上交通センターを設置し船舶の航行援助を実施しているが、その一部門としてハイウェイラジオと同様に無線で海上交通情報を通知している。 現在全国7か所にセンターが設置されいるがすべてでラジオ通報を実施している。(1651KHz 1665KHz AM) 出力は10WらしいのでTBSの1000分の1であるが混信が少なく東京で全局受信できる)

センターの設置個所は:(設置場所 コールサイン)
関門海峡(北九州市 かんもんマーチス)

来島海峡(愛媛県今治市 くるしまマーチス)

備讃瀬戸(香川県宇多津 びさんマーチス)

大阪湾(兵庫県淡路市 おおさかマーチス)

伊勢湾(愛知県田原市 いせわんマーチス)

名古屋港(名古屋市 なごやハーバーレーダー)

東京湾(神奈川県横須賀市 とうきょうマーチス)


であるが,全局入感することはするのだが不思議なことに最も近い東京湾海上交通センターの放送が最も遠い。
受信音声はAMをUSBモードで受信したもの。(1850KHzのハイパスフィルターを使用)
posted by ぐ at 17:51| Comment(0) | 業務放送局

2013年04月10日

朝鮮民主主義人民共和国のラジオ

1950年代から粛清によって政権を維持してきた体制のその変態ぶりは今に始まったことではないが、ミサイルは安全な方向に撃てちょうだいよ…

短波帯の低い帯域は北朝鮮の電波の寡占状態だが、ほとんどは金正恩同士の偉業をたたえ、教えを伝達する内容しかない。 この録音↓、金正恩同士に感謝をささげる内容らしいが(あくまでも想像だが)人工音で大歓声と拍手が挿入されている。 その技術レベルの低さというか、はたまた本当はやる気がないのかあきれてしまう。 
posted by ぐ at 20:14| Comment(0) | ふつーのラヂオ